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[#14630] 家族の思いについて ゆっきー 06/9/29(金) 11:07 [未読]
[#14637] Re:家族の思いについて Chiquitita 06/9/29(金) 21:37 [未読]
[#14642] Re:家族の思いについて ゆっきー 06/9/30(土) 0:45 [未読]

[#14630] 家族の思いについて
 ゆっきー  - 06/9/29(金) 11:07 -

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   発達障害のこと、まだまだ知らないことが多く、いろいろと教えてください。

つい最近、5才の息子が広汎性発達障害、まだ検査結果は出ていないけど、おそらく高機能自閉症に属するだろうと言われました。

泣き出したら止まらないし、本当に手のかかる子で、そうではないかと疑ってはいたのですがやはりショックでした。

下に3才の娘がいて、精神発達度は同じくらいでしょうか。言葉では明らかに娘のほうが早いですね。

自閉症のことを調べるうちに、主人も少しそんなところがあるのでは?と思うようになりました。

軽口はたたけるのですが、真剣な話になると、とにかく長い!!
回りくどかったり話が微妙にずれたり、問題点がいつも未消化なまま何時間も話が続き、イライラしたまま疲れて寝てしまうこともしばしば。

「お前がすぐ怒るから」「そうやってすぐあげあしをとる」と言われ続け、そうか、私がヒステリーだから悪いのか、私が精神的におかしいのか、と思い、うつ病になり心療内科で安定剤を飲んでました。

それでも何とか彼の真意を汲み取ろうと努力し、彼の話の所々に表れる本音とニュアンスで「こういうこと?」ときくと「うん」と言う図式が夫婦間で確立したように思います。

どうも彼の中で言い負かされたくない時や不安な時にそういう回りくどい議論になるようですね。本当に振り回されて疲れちゃいます。

あと、悪気のない言葉。本人は悪気はない(と思いたい)のに言っちゃいけない時に言っちゃいけないことを言う才能?みたいなのがありますよね。以前はこれにもいちいち反応してよく疑心暗鬼になったものです。離婚も考えました。私のうつ病の一因でもあります。

でもなんかいろいろ調べるうちに、彼はまじめで優しい人なんだと思えるようになりました。不器用だけどね。

息子も彼と同じような歩み方をするのかな。それもまたよし、と思います。

家族で苦労されてる方いますよね?
みんなどのように対応されてるんでしょうか?
息子への療育法など、あわせて教えてください。

[#14637] Re:家族の思いについて
 Chiquitita  - 06/9/29(金) 21:37 -

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   ▼ゆっきーさん:
初めまして♪(^o^)/
Chiquitita(チキチータ、43歳♂)です。
当事者として感じていることを要約してお伝えさせていただきます。

まず、グレーゾーンも含め、多くの参加者が感じていることとして、「意志の疎通が困難」というのがあります。

パターンとしては、
●他人の言動を字義通りにしか解釈できない。
●ストレートな表現でないと自己主張できない。

これらが職場や学校、町内会等のコミュニティで軋轢をもたらすために、いじめやパワーハラスメントの被害に至ることが多いです。

また、親や職場の上司に偏見があると、虐待につながるケースが珍しくありません。特に、親や上司も当事者だと、自分の発達障害を鏡に映されたように感じるので、侮辱されているように感じるのでは、と思われます。

さらに、一番手にこだわることですが、一番手と最下位は周囲の状況が把握しやすいので、当事者は例え二番手でも普通じゃない悔しがり方をすることも珍しくありません。
しかし、案外当事者の多くは障害を自覚していると考えられ、そのケースのほとんどは当事者が引け目に感じているでしょう。
当事者にはプライドの高い人も多いですが、そのプライドは案外脆いものであり、またそのプライドの脆さもおそらく自覚しているのでしょう。弱点を攻撃されやしないかと、常に気が気でない当事者は多いと思われます。ゲームで負けても、他の人にとっては「たかがゲームじゃないか」ですが、ゲームで負けたことが弱点を攻撃されるきっかけになることを恐れているのです。

最後に感覚過敏と運動オンチです。
発達障害があると、大脳の中で情報の交通整理がうまく行きません。前述の意志の疎通だけでなく、感覚神経も情報を正しく受け取れません。
この結果、何でもない音が騒音に聞こえるようになります。(逆に鈍感になるケースも多い)とりわけ、ピアノやバイオリンの音を苦手とするケースが目立ちます。
感覚神経と運動神経は実体が同じなので、大脳の命令が運動に結び付くことも困難です。

なお、発達障害は遺伝の可能性がささやかれており、親子で当事者のケースはかなり多いです。

まだまだ、発達障害を特徴付ける事象はありますが、今回はこの程度にしておきます。

[#14642] Re:家族の思いについて
 ゆっきー  - 06/9/30(土) 0:45 -

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   ▼Chiquititaさん:

お返事ありがとうございます。

>これらが職場や学校、町内会等のコミュニティで軋轢をもたらすために、いじめやパワーハラスメントの被害に至ることが多いです。

そうですね。主人も型にはめられる小中高時代は結構つらい思いをしたようです。
でも予備校や大学時代は比較的個性的な人も受け入れられるので、そこでよい友人にめぐり合えたようです。

>
>また、親や職場の上司に偏見があると、虐待につながるケースが珍しくありません。特に、親や上司も当事者だと、自分の発達障害を鏡に映されたように感じるので、侮辱されているように感じるのでは、と思われます。


親は本当に大事にしてくれたようで、親への信頼・依存度は高いです。
ただ、かんしゃく持ちと思われ「ひやきおう丸」でしたっけ?をよく小さい時飲まされていたようですが。
職場では好き嫌いが激しく、大変そうです。
でも仕事はできる方らしいので、きっと一生懸命虚勢を張ってがんばってんじゃないのかな。

>
>さらに、一番手にこだわることですが、一番手と最下位は周囲の状況が把握しやすいので、当事者は例え二番手でも普通じゃない悔しがり方をすることも珍しくありません。


これは息子がそうですね〜。かるたとか何回ルール説明してもわかんないし。
誰かが取ると異常に怒ります。


>
>最後に感覚過敏と運動オンチです。


主人は運動神経と数学に強かったのでそれがよりどころだったようです。
息子は・・・私の血を引いてとろくさいです。
あとやけに水の音を怖がりますね。トイレの水を流すのが苦手で困ります。


>
>なお、発達障害は遺伝の可能性がささやかれており、親子で当事者のケースはかなり多いです。


実は主人の実家に行くと、主人・主人の父・主人の弟だけだと誰もしゃべりません。唯一しゃべるのは主人の母だけです。どうやら主人の母が通訳になり、みんなの間に入ってコミュニケーションをとっているようです。
私はかしまし三人姉妹なので変わった家だなあと思っていましたがChiquititaさんのおっしゃるとおりかもです。

勉強になりました。ありがとうございます。

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