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▼菜の花さん:
>他の方の投稿と重なっている部分もあると思うのですが、今日は皆さんの意見を聞きたくてスレを立てました。
>
>息子は言葉のやりとりが上手く出来ません。
>普通は、というか私は、例えば
>「Aだね。」
>「じゃあBを試してみたら?」
>「あ、そうか、でもこの間試したけど駄目だった」
>「でもCと一緒だと上手くいくかも」
>
>というように今言った事を受けて次の応えをします。それは返事というよりはむしろ一つの文章を交代で書いている感じでしょうか。
>
>ところが息子の場合、息子が
>「Aだね。」と言っても、私は絶対に次の事を言ってはいけないのです。
>「Aだね、そう」と彼の言った事だけを繰り返さなくてはいけません。
>
>これがAだね、という単純な文ならいいのですが、会話は英語でしていて、私は日本で育った日本人ですから、理解出来ない時もあるし、意味を間違える時もあるうえ、そっくりそのまま繰り返して言えない場合があります。
>すると「You are not listening」と言って泣いて怒ります。
>
>この「You are not listening」というのは結構しょっちゅう言っています。
>でも偶然全く同じ文章で繰り返せるとその場で癇癪をやめます。
>突然表情も穏やかになって聞いててくれたんだ、わかってたんじゃないか、という顔をするのです。
>
>つまり、彼は会話する気は全くないのでしょうか?
大月書店からでている『自閉症のこどもたち』という本の中に、『くりかえす子』という群が紹介されています。
ごみをいちいち拾ってはゴミ箱に入れるので、教室はきれいになるのですが、クラスメイトがヘキヘキして、仲たがいを起こしてしまう子…いつも木漏れ日をながめている子などの事例が出ています。
それ以外ににも、例えば部屋の中を歩き回る・雑誌をぱらぱらと指でいじくる
・何時間も湯船につかるとかの行動をする人がいます。
そういった人たちに共通の心理は、『落ち着きたい』『リラックスしたい』『変な状態の自分を立て直したい』というものです。
ASの場合、この『くりかえす』ということが、言葉のトラブルとして出現してきやすいのです。
例えば僕自身もそうですが、本来は声にしない思考を、独り言としてぶつぶつ言ってしまうので、周りから白眼視されてしまうという人がいます。頭のなかにに浮かんできた嫌な・恥ずかしいイメージを消したいがために、呪文めいたことを言って、家族をびっくりさせたりする人がいたり、周りの人のに対して、根掘り葉掘り質問・詮索を入れるので、煙たがられるという人もいます。そして、愛息君のように、どうしても同じ会話パターンをくりかえすという場合も、よくあるパターンです。
>今日などはずっとしていた水泳を辞めると言うので、ちょっと言い争いになり、その時は多分自分の要求を通したいからもあったと思いますが、とにかく基本的には彼の言った言葉をそのまま繰り返せないと同じ意味だとは捉えず、話を聞いてないと責めてきて怒ります。
>最近眠れないみたいで、特に癇癪で今日も午前1時でもまだ起きていて、目も真っ赤で、覚せい剤中毒者みたいです。きっと人間関係も上手くいかないからうつもあるのではと思っています。
>精神科の先生に薬を出してもらうと変わるでしょうか。
>宜しくお願いします。
何よりも、『くりかえし』の裏に隠れている『不安感』を洗い出してみて、それを軽減・緩和していくことが大切だと思います。
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