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▼じゅんこさん:
おひさしぶりです。以前はアドバイスをいただき、ありがとうございました。
じゅんこさんの地域では子育て支援や保育に関する事業が進んでいるのだな、といつも感心しながらじゅんこさんの書き込みを読ませて頂いています。
(子育てや認知のこととかすごくためになりました。)
> そういうデリケートな話を保護者さんであるゆっきーさんに告げ口のようにいいふらすその方にも問題があると思いますが、保育者の言い方もきっと配慮に欠けたものだったのでしょう。
私の所属する自治体はすごーく田舎で、保育所の先生も職場の上司も同僚も皆誰かの知り合いで、小中学校時代の先輩後輩・血縁関係というのが本当にザラで、私の置かれている環境もありますが、言った人も特に他意はなく親しみをこめて、なのです。
まあ、内容が内容でショックを受けたわけですが、そういうことは保育士間の愚痴に留めておくべきことではなく、親に報告するべきことなのでは?と思ったのです。
> あきらかな障碍がみられるお子さんは別にして、相手の心の動きが読めないとか、自分の思いを上手に表せないお子さんをみると、「親の養育態度が悪いからで、家庭での対応が変われば問題が解決する」と安易に判断してしまうことがあり、受動型の方だと特にそのまま、なんのスキルトレーニングをすることもなく卒園・・・ということもないとはいえません。
> 私はゆっきーさんのおこさんを理解することを通して、保育者自身の事例研究(ごめんなさい!実験材料という意味でがないです)になり、保育者としての資質向上(ステップアップ)のチャンスだと思っています。
>迷惑をかけているように、保護者に感じさせるなんてもってのほか!です。
じゅんこさんの地域は本当に進んでいるんだと思います。
うちの地域は言わば過疎地域で子供も少なく、幼稚園がありません。
つい最近まではお母さんは専業主婦で家にはおじいさんとおばあさんがいて、の典型的な農村地帯で、就学前の幼稚園代わりに3〜4才頃から保育所へ預ける家庭が多かったです。
小学校の児童館も少数しか要望がなく、今年になって要望が増えてようやく設立されたばかりです。
私の息子が入所した頃はちょうど過渡期で、核家族や共働き、母子家庭が増え、乳児保育や延長保育等昔に比べて保育所の負担が大きくなり、人手不足もあって保育士さんの不満が募っていた頃でした。
考え方も体質的にもまだまだ古くて、全て家庭環境と愛情不足で済ませてしまうことが多く、保護者からの批判をやけに恐れているところがあります。
他にもいろいろと「?」と思うことがあるのですが、あまり詳しくは書けません。
保護者もいろんな人がいて、対応に苦心しているんだとは思いますが、批判を恐れるあまり、優先順位が間違っているように思います。
保育士さんの苦労もわかるのです。
保育所でせっかくいい習慣を身につけさせようとがんばっても家庭で面倒くさがってさせないから台無しになってしまう。
仕事仕事で子育てを保育所に任せきりにして都合が悪くなると全部保育所のせいにする。
子育てやしつけは家庭で行うものだ。
保護者にしたら耳の痛い話ばかりです。(もちろん内輪での話です。)
国の方針がコロコロ変わるのも良くないのですが、保育所が自由保育や「〜遊び」主体になってしまい、小学校に上がってから学級崩壊することが少なからずあり、教育委員会の「就学前に小学校になじめるだけの最低限の教育をしてほしい」という要望に対し「保育所は本来家庭で保育できない子供を預かる所だ。小学校に上がってからはそちらの仕事だ」とお互いの責任のなすりあいもあってちょっと嫌気がさしていました。
障害児保育云々以前の問題だと思います。
> そうしたご家庭のとりくみを一緒に考え合って支えていくのが保育施設の役割だと思っています。これからもよろしくお願いします。
今、保育所のあり方が問われている時代だと思います。
人員削減や市町村合併が進み、地域のことを熟知した人が公的機関の窓口にいて住民に対して親身になったり便宜を図ることはだんだんと減り、対応はますます機械的になって行きます。
用事がある時だけで年に何回かしか顔をあわせない公的機関の人間よりも、毎日子供とその親を見る保育所の先生方の方がはるかに頼りになることと思います。
保育所の存在が地域の中でさらに大きくなることと思います。
私の地域は遅れてはいますが、保育所の中でも一生懸命息子と向かい合ってくれている保育士さんもいます。下の子のアトピーのことでもお世話になっています。
私自身穿った考えを捨てて、もう少し周りをよく見てみることにします。
保育関係者にじゅんこさんのような人がいてくださることはすごくうれしいです。
こちらこそまたいろいろと勉強させてください。
ありがとうございました。
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