秋桜のひとり言5

クリスマスの思い出

2004-12-24

母方の祖父がキリスト教の信者だった、ということもあり私にとってわりとキリスト教というのは身近なものでした。その関係もあり、クリスマスというのは私にとっては特別な意味を持っています。小学生から教会に通っていたということもあって、クリスマスは厳かに祈るというイメージが私にはあります。

クリスマスの一番古くて楽しい思い出は、幼稚園の年長のときに「クリスマスの夕べ」という行事でした。通っていた幼稚園がキリスト教系だったため、アメリカ人の牧師さんがたまにお説教をしていたのですが、年長になると特別にクリスマス・イブ近辺の夜に礼拝と夕食会をしていたんです。 年長クラスの人にだけ事前に招待状が届いて、その時にはちょっと大人になったような気分になりました。その日はもう朝からワクワクしてお洒落をして母親と一緒に出かけました。夜の幼稚園はいつもと違って見えたし、お母さん方が用意してくださったご馳走が並んでいてすごく興奮したのを覚えています。

その次に思い出深いクリスマスは、16歳の時に通っていた教会でキャンドルサービスに参加したことです。夜の行事だったので高校入学後ようやく親に参加を許可され、礼拝後キャンドルを持ってみんなでキャロリングに出かけました。冬の夜の街は寒くて静かで、ろうそくの光がすごく神秘的な雰囲気をかもし出していました。毎年回る家があってそこへ行くとみんなで賛美歌を歌い、お礼にお菓子をご馳走になりました。終わったあと教会に帰ると牧師さんたちがお茶と軽食を用意して待っていてくれていて、それがとても嬉しかったこととして覚えています。

あれから16年-通っていた教会は牧師が変わり、お世話になった牧師さんは2年前突然の病でこの世を去りました。私が今の仕事に就いたのを心から喜んでくださっただけに、本当に残念なことでした。

今日はクリスマス・イブ-故人の思い出と共に、皆さんの幸せを祈りたいと思います。

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