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さっそくのレス、ありがとうございました。嬉しいです。
夢人さんのお父さんとお兄さんもアスペルガーなのですか。
やはり遺伝なんですね・・・私は息子に申し訳ない思いで一杯です。
私の父も、自分の世界にはまってしまい、家族や他人の意見を頑固に受け入れない点や、人の心を傷つける言葉を平気で本人に面と向かって言う点など、かなりアスペルガーの疑いがあります。昔の公務員ですから、それでも社会的に通ってきたのでしょう。80歳を越えていまだ健康ですが、家族に対して本人が傷つくことを平気で言うので、同居している兄とその家族からはけむたがられているようです。うらやましいことに、私の兄は、社交性にあふれ、父のアスペルガーを遺伝しなかったようです。
私がうつ病に悩んでいることを母に相談したところ、その症状のつらさを十分には理解はできないものの、同情してくれましたが、父は、相手にしてくれませんでした。母からは、父と話すと傷つくだけだから話さないように言われました。母いわく、「お父さんは若いときから家族に対してとても冷たいからねぇ。」そう言われれば、私は父に遊んでもらった記憶がひとつもありません。一時期、母の父母(私の母方の祖父母。父の義父母。父は婿養子。)と同居していた時期がありましたが、父は年老いた祖父がトイレで倒れた時、助け起こそうともせず、無視したそうです。母と祖母がふたりがかりで祖父をやっとのことで助け起こしたことを母は悔しそうに話してくれました。祖父母は結局、父の冷たい仕打ちに耐えかね、田舎の古い家に戻り、祖父はそこで亡くなりました。祖父の葬儀の際、兄と姉は泣きましたが、私だけは泣きませんでした。そのことをあとで兄から責められたのを覚えています。
おそらく、父は(私も同じですが)冷酷な性格なのではなく、他人の気持ちが理解できないのだと思います。簡単に言えば「思いやりに欠ける」のだと思います。私は幸いにも愛情深い母から影響を受けて、家族に対する思いやりを学習できましたが、父のように甘やかされて育っていたら、きっと父と同じ無神経な人間に成長していたと思います。
長男には「人に対する思いやり」を妻がおりにふれて教えていますが、なかなかうまくいきません。私も、「情けは人の為ならず」(息子はことわざマニア)という言葉を使って、弟たちの面倒をみるよう言っていますが、知的には理解できても情的には理解できていないようです。その長男は将棋が大好きで、近くに住む祖父のもとにあしげく通って祖父と何時間も将棋をさしています。うつ病の私は子供に何もしてやれません。将棋の相手をしてくれる祖父には感謝しないといけないですね。
「神は乗り越えられない試練を与えない」この言葉を胸に刻んでおきます。
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