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少々ですが知識を取りこむことで、私は猿や野良犬から人間に戻った。というか、自分で自分を人間扱いすることを取り戻せました。
いつまでも他人に取りこまれていると、卑屈に人に媚びたまましんじゃうという結末が予想されるのならば、自分の頭を使うことで、たとえば胃潰瘍でしぬか、ハンガーストライキでしぬかは、自分の意志で選べるわけですよ。誤解を生みやすいのでこういうたとえは書くのは下手なんですけどね。
でも自分の姿勢に白黒をつけるということは、少なくとも自分には、具体的に役に立つ“生きる力”になることは分かりました。
朝、布団から出られる。無意味に息が上がらない。そんなレベルでですけどね。
淡い精神論や一般論や期待やファンタジーに依存して、いい子にして従順に虐待されるか、自分の尊厳を全面に出す言動を選択するか、だったんですが、後者をいわゆる“仲間”や“同志”とできたら、過去の、過去の、むかしは一番理想的だったんですが、仲間はおろかお医者すらも当てにならないことはよく分かりました。
それで、他の知的に高い、でも困ったASの人たちはいったい最新の支援内容を受けているのか、どんな内容が約束される支援が現実にあるのかを、ここで片手間に日々あさっているんです。
分からないからあさっているんです。
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