アスペルガーの館の掲示板(旧)

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Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8172へのコメント
No.8180  Sun, 21 Oct 2001 16:02:33 +0900  syaku [この発言にコメントする]

 えーとね、”西”が全体性の愛、”東”が個性、”南”が善で”北”が悪。
西へ往ってしまうと、朝になっても個性を育てるご飯は要らなくなる。
多様性を無視して個性の尊重だけ求めると、ヒトラー。
一般に東寄りが男性的で、マザ−テレサは偏愛主義の女性代表。「どこでのたれじのうが放っといてくれ。」とか、「救われるなんて嫌だ。勝ちたい。」って人もいるので、必ずしもウケません。
よく人は、吉を求めて凶を嫌がります。責任回避のオブザーバーで楽したがりますね。でも、要らなくなったものの処分は大事なことです。夢の中の”殺し”は、心を浄化する吉夢だという説があります。凶というのは浄化作用があるのです。経済成長の善を追って自己浄化を怠れば、地球環境の災いです。廃棄物処理が賎業であれば、”北”の浄化が疎かにされて地獄的状態に。命も捨てるべきときに捨てればいいんですが、執着が正義となると、戦争です。”南”へ行きすぎると急に北へ行ってしまいます。悪が常識化するのが戦争。テロだから報復って行かずに、「外れて南へ来すぎたんだな、やっぱり京都議定書入ろう。」とか軽く戻ってくれたら、正義が勝たなくたってアフガンの女性もプラグマチックないい暮らしするようになるだろうに。援助が足りなかったんで、暴力介入は足り過ぎじゃないか?女性が開放されて喜ぶんならいいけどね。
 仏道は中庸で、偏りが俗。ずっと中央に居られれば問題ないけど、みんなあっちこっち傾いて傷だらけ。大人は傷だらけの子供を隠して鎧を着てしまうけど、それでは病気が治せない。よろよろしながら、傷治してくんですね。マザ−テレサはチョコレート大好きだったそうで、歯医者が「悪い!」と止めたから亡くなってしまった。善偏重はこわい。一本調子でなく、適当にくずしてバランスとったほうがいいのだ。
 悪は排斥せず、過度の暗さは適当な宗教儀式(イスラム教が向く程度の人もいるのかな)の繰り返しによって晴らす。武力に頼るのは宗教の弱さの露呈。
 ”精神分裂症”は、原語訳の”統合失調症”がいいな。スキゾフレニアよりなじみやすいだろうし、ロナルド・レインも賛成だと思う。そうなると、分裂病質はスキツォイドでなく、統合失調質!?


だんご虫とわらじ虫
No.8179  Sun, 21 Oct 2001 15:34:32 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

 「しげるとお友達でごめんなさい」
 この間テレビに出てた女の子が言っていた。”しげる”はだんご虫。
「十二匹全部しげる?」
「そう」

 ……子供ってなぜだんご虫と相性がいいんだろう? わたしも好きだった。丸くなるからかな?

 娘と今一番仲良しの女の子(小4)は虫が苦手だと言う。チョウチョもトンボもだめ。彼女がある日の学校帰りにうちへ寄ったとき、大事そうに紙の箱をかかえていた。中には、だんご虫がぞろぞろ。
 「うちで飼うの〜」とうれしそうに持って帰った。
「だんご虫は大丈夫なの?」
「うん。平気」

 ちなみに、うちの娘に尋ねてみると、
「だんご虫は好きってわけじゃないけど、まあ平気。さわれる」
「わらじ虫は?」
「平気」
「よく似てるけど、丸くなるのがだんご虫で、丸まらないのがわらじ虫だよね?」
「そう。あとね、わらじ虫はちょぉっと透きとおってるけど、だんご虫はまっ黒」
「そうなんだ〜。よく観察してるね」
「まあね」

 なんだかな〜……。

 娘がしょっちゅううちにいないので、気が抜けている。これでいいのか? 彼女がいないと親をやっていることを忘れてしまいそうだ。……もしやして、早々に娘から見限られたかな?? 無理も無い(苦笑)

 緊張しすぎても笑うが、気が抜けても笑う。笑ってしまう。
 わはははははは。

                 あさかぜのひとりごとでした。


思いこみ
No.8178  Sun, 21 Oct 2001 14:33:17 +0900  たあ [この発言にコメントする]

 今日、情報処理技術の資格を受験する予定だった。でも、受験できなかった。試験会場にたどりつけなかった。電車を間違えたからだ。偶然、駅のホームに私と同じ受験票を持った人がいた。その人の乗った電車に私も乗った。つい、その人と同じ受験会場だと思い込んでしまっっていた。ちゃんと、どこ行きの電車か確かめるべきだった。結局終点まで乗って行ってしまった。間違ったことに気が付いて、慌てて引き返した。30分以内の遅刻なら受験できる、と受験票に書かれていたので急いだ。でも、間に合わなかった。

資格が取れれば就職のきっかけになるのではないかと思った。でも、受験する前に、失敗した。一度思い込んだら、自分では変更できない。私は秘書型ロボットが欲しい。

 


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8172へのコメント
No.8177  Sun, 21 Oct 2001 14:20:18 +0900  みどり [この発言にコメントする]

こうもり wrote:
> 正確に言えば、そのようなケースを既に体験しているんです。「自分が生
>きていることを他人から望まれているからと言って、それがなぜ生きなけれ
>ばならない理由になるのか分からない」と発言した時は、「自殺願望がある
>のではないか?」と思いっきり誤解されました。確かに昔願望を持っていた
>ことがあるから今も関心がある訳で、全く的外れという訳ではありませんけ
>ど。

そう誤解する人にとっては、こうもりさんが提示した問題は大して興味があることではなく、それよりも「こうもりさんに自殺願望があるかもしれない」ことの方が大ニュースだったんでしょう。

# あ、私がいつも話題をそらしてばかりいるのもそういうことなのかなあ。(本題にまっすぐ向かったコメントってほとんどできてない気がする)

>ています。殺人の関するコメントについても、わたし自身が抱えるどろど
>ろはむしろ
>
>>(1)わたしには愛している人などいないし、自分自身もいつ死んでもかま
>> わないと思っている。
>
>の方にあります。こちらの方が14才ぐらいから付き合ってきた問題だけ

ここで「問題」というのは、「議題」くらいの意味ですか? それともそう思っていること自体が問題? この考えが多くの人と違うことが問題? 他人がこう考えないことが問題?

Mr. Moto wrote:
> 「現実」に向き合う度合いが男とは一段も二段も違う

どっちが度合が高いの? どっちに仮定してみても文脈がわからなかったのだけど、それが違うとなぜ感情的な反発が少ないの? もう少し説明があると理解でき……るかもしれない。


Re: はじめまして! 8168へのコメント
No.8176  Sun, 21 Oct 2001 14:11:30 +0900  まろんす [この発言にコメントする]

カオナシさんへ

こんにちは。
私もカオナシさんと同じです。
私も勝手に「オタク」とか「宗教やっている人」とか
言われてしまいます。
(宗教やってないのに)

結果、今私は世捨て人生活してます。

まろんす


多重人格もあります
No.8175  Sun, 21 Oct 2001 12:14:34 +0900  pennpenn58 [この発言にコメントする]

 中学でいじめにあって多重人格になりました。ひどかったのが20代後半で今は記憶が時々とぎれるという症状がまだ残っています。ただひたすら普通の人と同じになるために努力してきました。一見普通です。だから就職はできるのですがやはり続かないのです。今は鬱もあって症状をこじらせてしまいましたが元にあったのは人とうまくやっていけない障害だったと思うのです。自分ではADDかと思ったりもしましたがASを知ってからはそちらのほうに近いような気がしています。
 思い出す限りつらい思いでしかありません。そして最後の手段として精神科に3年通院して結局たいして改善されないということに深く絶望しています。それがまた鬱の原因の一つにもなっています。先週からカウンセリング的な別な精神科と心理テストをしてくれる病院にも通いはじめました。なぜ私にとって世の中がこんなにつらいのか原因を推測ではなくはっきり知りたいのです。 


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8172へのコメント
No.8174  Sun, 21 Oct 2001 10:06:38 +0900  Tox [この発言にコメントする]

こうもりさん wrote:
>ちなみにスキゾイドは「分裂病質」ではなかったでしょうか?

alcoholic
 [形]1.アルコール(性)の。アルコール入りの。
    2.アルコール中毒の。
 [名]アルコール中毒(患)者。

maniac
 [形]狂気の、狂乱の。
 [名]1.狂人。
    2.熱中者。〜狂。

manic
 [形]1.〔医〕躁病の[にかかった]。
    2.熱烈な、熱狂的な。
 [名]]躁病患者。

manic-depressive〔医〕
 [形]躁病の。
 [名]]躁病患者。

psychotic
 [形]精神病の。
 [名]精神病(異常)者。

schizoid〔医〕
 [形]精神分裂症傾向の、分裂(病)質の。
 [名]〈口語〉精神分裂症患者。

schizophrenic〔医〕
 [形]精神分裂症傾向の、分裂(病)質の。
 [名]精神分裂症患者。

 『新英和中辞典』(研究社)より。私見ですが、これらが名詞として用いられる例は、“person”が省略されているのだと思います。


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8170へのコメント
No.8173  Sun, 21 Oct 2001 09:44:54 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

Mr.Moto wrote:
> もっとも女性の場合は(本当なら「女は」と表現したいところなのだが)「現実」に向き合う度合いが男とは一段も二段も違うから、こうした感情的な反撥を喰らう心配は格段に少ない。それよりおれはsyakuさんやみどりさんやあさかぜさんに「浅いな」と侮蔑の笑いを浴びせられる方を怖れる。

 しね〜よ、んなこと。
「気苦労が多いねぇ」と、ねぎらいの言葉くらいはかけるけどさ。

> おれは権威主義者だ。気に入らん奴はツブす。文句があるか。わはははははは。

 わはははははは。
 (いっしょに笑っている。だって、おかしいんだもん。こういうのは「共感」とは言わないだろうなぁ……)

 横レス失礼しました。わはははははは。


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8170へのコメント
No.8172  Sun, 21 Oct 2001 06:48:20 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

Mr.Motoさん wrote:

> まずは別件。
>
> 私の記憶が確かならば、精神分裂症(分裂病)は「スキゾイド/シゾイ
>ド(“schizoid”)」または「スキゾフレニア/スキゾフレニー/シゾ
>フレニー(“schizophrenia”))」。英語の発音に近づけようと思うと
>「スキツォイド」あるいは「スキツォフレニア」。英俗語で“schizo”と
>いうと「気狂い」みたいな意味になるし、“-mania”も「〜狂」という意
>味があるから、「スキゾニア」というと中途半端に憶えて「スキゾマニア」
><とか間違える奴が出てあんまりよろしくなかろう。

これは失礼しました。ちなみにスキゾイドは「分裂病質」ではなかったで
しょうか?


> さて、こうもりさんが挙げた二つの問題点以外に、交流分析でいう大人
>対大人の関係が成立しなくなるという問題点がある。これは精神病や学習
>障害やひきこもりについて論じるときも似たようなものなのだが、相手が
>「大人対大人」の関係を表面上は保ちながら、そうでないコミュニケーシ
>ョンを求めてくるから話がややこしくなるのである。

ああ、わたしが好きなテーマばかりだ…。

>おれが思うに、こうもりさんが挙げている
>
>>(1)「善を否定し悪を肯定した」と誤読されやすい
>
>というのも、論じている当人が「悪い奴」の立場で発言していて、それを
>聞いている相手が自分が「善い奴」として攻撃の対象とされるケースを想
>像してしまう結果のように思うのである。

正確に言えば、そのようなケースを既に体験しているんです。「自分が生
きていることを他人から望まれているからと言って、それがなぜ生きなけれ
ばならない理由になるのか分からない」と発言した時は、「自殺願望がある
のではないか?」と思いっきり誤解されました。確かに昔願望を持っていた
ことがあるから今も関心がある訳で、全く的外れという訳ではありませんけ
ど。

 悪や狂気をテーマに扱った場合でも、その手の誤解を受けることはしょっ
ちゅうです。

> そんなわけで、悪を論じるときは、自分が心の奥底に抱えているどろど
>ろとした「悪」のようなものを精神の暗部から引きずり出して解剖台の上
>に載せ、叡智の光をもって照らしだし、論理の刃によって切り刻み解剖し
>ようという立場をまず相手に理解してもらわねばならない。それは相手に
>も自らの奥底にある「悪」に向きあうことを要求することでもあるから、
>そういう覚悟のない相手に対してはこの手の話題は避けるにしくはない。

 不特定多数の人が目にする掲示板で議論するのはちょっと難しいのかも
…。

> もっとも女性の場合は(本当なら「女は」と表現したいところなのだが
>)「現実」に向き合う度合いが男とは一段も二段も違うから、こうした感
>情的な反撥を喰らう心配は格段に少ない。それよりおれはsyakuさんやみ
>どりさんやあさかぜさんに「浅いな」と侮蔑の笑いを浴びせられる方を怖
>れる。

 女性に限らず、問題を既に突破している人には「浅い」と思われるでし
ょうね。間違いなく。今回はかなり安全運転でコメントせざるを得なかっ
たことを告白しておきます。

 ついでに言えば、議論していたテーマとわたしの実感レベルの問題意識
にも食い違いが発生しており、心に抱える悪を引きずり出す事にも失敗し
ています。殺人の関するコメントについても、わたし自身が抱えるどろど
ろはむしろ

>(1)わたしには愛している人などいないし、自分自身もいつ死んでもかま
> わないと思っている。

の方にあります。こちらの方が14才ぐらいから付き合ってきた問題だけ
に、書きたい事が山のようにあるのですが、今回は断念しちゃいました。
例のスキゾフレ二アの友人をパニクらせてしまった前科(?)もあり、も
う少し表現に工夫が必要なんですよね。
 
 また、以前やられてしまったことがあるのですが、「誰の心にだって悪
はあるさ」「誰にだって欠点はあるさ」みたいなさわやか路線でコメント
をされて、話が深まっていかなくなるのも嫌なんです。下手に達観してし
まう事が思考の妨げになるということは、何とかして伝えなければなりま
せん。どのようにコメントするのかは目下思案中です。


Re: 会社を人間関係で次々やめる私って? 8161へのコメント
No.8171  Sun, 21 Oct 2001 02:11:13 +0900  リゲル [この発言にコメントする]

pennpenn58さん、はじめまして。リゲル(結婚適齢期ちょっと過ぎ、独身)と申します。
アスペルガーとは正式に診断されておりませんが、仮に幼少期(1970年代後半)に
今のように子供をアスペルガーかどうか診断する制度があったら、
ほぼ間違いなくアスペと診断されていたと思います。

pennpenn58 wrote:
>初めまして。自分のおかしさには気づいていたのですがアスペルガーを知って自分もそうなのではと限りなく疑っています。

首都圏にお住まいでしょうか?
アスペルガーかどうかの診断を受けたいのでしたら、
「よこまは発達クリニック」(横浜市:但し予約から受診までに数ヶ月
待たされるそうです)と「東海大学医学部付属病院」(神奈川県伊勢原市)
の児童精神科(←間違っているかも;どなたか訂正お願いします)で
受診できると聞いております。

>アルバイトは20ぐらいやめさせられているし正職員として勤めた会社も7つ人間関係の気まずさで辞めています。特に今回はこじれたのでほんとうに参っています。

私も、人間関係をこじらせていじめに遭ったりしたことがありました。
地球人(ニキ・リンコさんの造語で「非自閉症圏の人」の意味)との
会社での付き合いには、疲れました。

>43才。3児の母です。鬱状態で3年精神科に通っていますがなんか鬱状態もあまり改善されていません。最近は気がつくと薬を大量に飲んだり飲もうとして夫に止められたりしています。

過去の人間関係の辛い体験を思い出しては、鬱になられたのでしょうか?
ご主人と3人のお子さんがいらっしゃるとのことですが、経済的に
どうしても働かなければならないご事情がありますでしょうか?
もし、働かなければならないのでしたら、一人でできる仕事(早朝のビル
掃除や、チラシ配り、車の免許を持ってらっしゃるのでしたら配送など)
のお仕事がいかがかと思います。
個人的には、鬱を抱えてらっしゃるとのことで、働くことはお勧めでき
ませんが。

最後になりましたが、人間関係のこじれで悩んでいるのは、pennpenn58さん
だけじゃないですよ。この掲示板に書き込まれている方の中で、アスペで
あるために仕事ができず、引き籠もらざるを得ない方もいらっしゃいます。
元気、出して下さいね。では、失礼致します。


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8169へのコメント
No.8170  Sat, 20 Oct 2001 23:46:05 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

こうもりさん wrote:
>いえいえ、学生時代に悪の哲学を学んだ師匠から、悪の哲学を論じる時の注
>意を色々受けていたのです。このテーマを扱う時には

>(1)「善を否定し悪を肯定した」と誤読されやすい
>(2)実際に犯罪を起こした事がある人や犯罪を真剣に企図している人が読む
>   可能性が高い

>といったことに留意するように言われております。(1)については、スキゾ
>ニア(これまで精神分裂病と表記されていた)を発病している友人と議論した
>時に、思いっきりパニックをおこされてしまいました。

 まずは別件。

 私の記憶が確かならば、精神分裂症(分裂病)は「スキゾイド/シゾイド(“schizoid”)」または「スキゾフレニア/スキゾフレニー/シゾフレニー(“schizophrenia”))」。英語の発音に近づけようと思うと「スキツォイド」あるいは「スキツォフレニア」。英俗語で“schizo”というと「気狂い」みたいな意味になるし、“-mania”も「〜狂」という意味があるから、「スキゾニア」というと中途半端に憶えて「スキゾマニア」とか間違える奴が出てあんまりよろしくなかろう。
 浅田彰が昔『逃走論 スキゾ・キッズの冒険』という本を出して、スキゾ人間とパラノ人間という分類をしていたのも今は懐かしい。個人的には「シゾイド」が順当だろうと思う。

 さて、こうもりさんが挙げた二つの問題点以外に、交流分析でいう大人対大人の関係が成立しなくなるという問題点がある。これは精神病や学習障害やひきこもりについて論じるときも似たようなものなのだが、相手が「大人対大人」の関係を表面上は保ちながら、そうでないコミュニケーションを求めてくるから話がややこしくなるのである。

 たとえば、相手が「支配的/権威的な親」傾向の強いタイプだと、「まったくあいつらは困ったもんです。要するにあいつらはダメなんです。あいつらは救いようがないんです。」みたいな方向に話をねじ曲げていって同意を求めてくる。
 あるいは相手が“I'me not OK. /You are not OK.”タイプの人間だと、「オレを馬鹿にするなぁ〜!」とかいって殴りかかられたり、「あなたがそんな人だとは思わなかったわ!」とか「気狂い!」とかいった言葉を浴びせられたりする。あるいは、「キミはけっきょく性善説を取るのか、性悪説を取るのか?」みたいに詰め寄られたりする。

 つまり、「悪」というものについて論じていると、「悪い奴」と「善い奴」をどこで分けるか、みたいな方面へ短絡してしまい、自分がどっちに含まれるのかとか、誰を「悪い奴」として攻撃対象にするか、みたいな話に化けてしまうのである。おれが思うに、こうもりさんが挙げている

>(1)「善を否定し悪を肯定した」と誤読されやすい

というのも、論じている当人が「悪い奴」の立場で発言していて、それを聞いている相手が自分が「善い奴」として攻撃の対象とされるケースを想像してしまう結果のように思うのである。

 たとえばの話、外見上まったくASには見えないJoshya氏が、アスペルガー症候群がどうこう自閉症がどうこうといった話をしていると、いきなり殴り倒されて「障害者を馬鹿にしやがって」とか言われて、ペッ、とか唾でも吐かれかねない。それと同じである。

 そんなわけで、悪を論じるときは、自分が心の奥底に抱えているどろどろとした「悪」のようなものを精神の暗部から引きずり出して解剖台の上に載せ、叡智の光をもって照らしだし、論理の刃によって切り刻み解剖しようという立場をまず相手に理解してもらわねばならない。それは相手にも自らの奥底にある「悪」に向きあうことを要求することでもあるから、そういう覚悟のない相手に対してはこの手の話題は避けるにしくはない。
 もっとも女性の場合は(本当なら「女は」と表現したいところなのだが)「現実」に向き合う度合いが男とは一段も二段も違うから、こうした感情的な反撥を喰らう心配は格段に少ない。それよりおれはsyakuさんやみどりさんやあさかぜさんに「浅いな」と侮蔑の笑いを浴びせられる方を怖れる。逆上しヒスを起こすのはむしろ男だ。

 始末に悪いのが、そうやって感情的にキレる奴というのは、たいていがいじめが好きで、しかも「人徳者」だったりするのである。でもってなおさら始末に悪いことに、そういう連中はしばしば「権力者」だったりする。
 「いじめ自殺」の原因になる常習的な「いじめ」は、じつのところ「正義」に裏打ちされている。だから、「相手に懺悔させる」ことが目的なのである。「うざい」「ムカつく」という感情を、「オレたちが正しくてあいつが間違っている」という「倫理」という形で解消しようとしているのである。だから、「いじめに屈するな」みたいな教育を受けた子供ほど標的にされ、「いじめに屈した」ことを恥辱と感じるからこそ親にも相談できず、相手に「赦してください」と懇願させられた恥辱に堪えられず、結局は精神の崩壊を怖れて自殺に走るのである。

 JoshyaやKILROYやMariaが、人に尊敬されたり感謝されたりすると逃げ出したくなるのは「いじめ」の裏返しである。だから一方で異常に謙遜するかと思えば、わざわざ鼻につくほど自慢してみせたりもする。人に対して「権威」として君臨するのが生理的にイヤなのだ。とはいえ、それは自分の中にそうした「権威主義」が巣くっているのをよく知っているからだったりする。おだてられていい気になり、あとで死ぬほど自己嫌悪する自分を知っているからである。

 そんなわけで、連中の立場は基本的にオブザーバーである。だから権力を持ちたがらない。「土地の古老」のような、「無力の王」である。

 おれ? おれは権威主義者だ。気に入らん奴はツブす。文句があるか。わはははははは。

 (Mr.Moto)


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8167へのコメント
No.8169  Sat, 20 Oct 2001 23:02:22 +0900  みどり [この発言にコメントする]

こうもり wrote:
>(1)「善を否定し悪を肯定した」と誤読されやすい

なるほど。

AS にとっては、こういう話題に限らず、一般人との会話の際に注意すべき点かもしれません。

そういえばこのこと自体も、共感はなにかという話ともつながるものがありますね。
話題の対象を突っ放して見られるかどうかというところ。


はじめまして!
No.8168  Sat, 20 Oct 2001 22:15:56 +0900  カオナシ [この発言にコメントする]

>みなさん、はじめまして
わたしは、自分では普通だと思っているのですが
ちいさいときから、回りから敬遠されてしまい
ともだちもできませんでした。
普通に、気をつかっているのに「変人」「かわりもの」と
いわれ、仲間に入れてもらえず、先生にさえ、
わけもなく嫌われ、いつも寂しい思いをしていました。
そのうち神経症になりました。
大人になって、かろうじて仕事についていますが
なぜかけむたがられ孤立してしまい、辞めざるを
えなくなることが多く、今の職場も、周りにとけこめるよう
努力しているのですが、なぜか「おたく」とかいわれ
また孤立してしまってつらいです。
病院・カウンセリング・神経症自助グループなどなどあらゆる
ことをしましたが、そこでも「かわってるね」といわれ、
けっきょく、のけ者のようにされてしまったり、断られたり
してしまいます。
どうしてこうなるのか、このさきどうして生きていけばよいのか
考えに考え苦しみました。
でも、きょうこのサイトをしって、アスペルガーということばをしって
自分だけではなかったんだと、わかり、とても安心しました。


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8164へのコメント
No.8167  Sat, 20 Oct 2001 21:16:09 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

こうもり(包括性LD)です。

みどりさん wrote:

>こうもり wrote:
>>なお、悪の哲学という学問の性質上、良識ある人にとっては胸が悪くなるよ
>>うな表現が多数登場することはご容赦ください。
>
>全然胸が悪くならなかった私はもしかして良識がない!?

いえいえ、学生時代に悪の哲学を学んだ師匠から、悪の哲学を論じる時の注
意を色々受けていたのです。このテーマを扱う時には

(1)「善を否定し悪を肯定した」と誤読されやすい
(2)実際に犯罪を起こした事がある人や犯罪を真剣に企図している人が読む
   可能性が高い

といったことに留意するように言われております。(1)については、スキゾ
ニア(これまで精神分裂病と表記されていた)を発病している友人と議論した
時に、思いっきりパニックをおこされてしまいました。(2)については1歩
間違えれば、彼らに犯罪をそそのかしたり、傷つけたりする結果になりかねま
せん。そんな訳で、悪の哲学についてコメントを書く時は、ひどく表現に気を
使わなければならないのです。

 上記のわたしの発言は、(1)のタイプの人に対する配慮ということになり
ます。


Re: 性格診断…… 8155へのコメント
No.8166  Sat, 20 Oct 2001 20:17:21 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

タレイヌ wrote:
>遅ればせながら、タレイヌもやってみました。
>
>BABBBでした。(NPが高い?)
>超平凡かも・・・?
>
このタイプは「円満型」と呼ばれています。
 日本人の平均的なエコグラムパターンだそうで、一番対人的なトラブルが少ないそうです。
 でもヒステリーを起こしやすいとか・・・いわれています。


福岡A-typeオフ会のお知らせ
No.8165  Sat, 20 Oct 2001 18:19:55 +0900  aya [この発言にコメントする]

 オフ会のお知らせを転送します。
 今度は小倉です。福岡に限らず、西日本全域から皆さん来られるようです。

------
福岡A-typeオフ会
(AS AD(H)D LD)

小倉オフ
11月10日(土曜) 18:00-20:00

小倉駅周辺の半個室の部屋。食事代3000円

現在の参加者は8名です。
 AS 4人
 AD(H)D 5人
 LD 2人です。
 未診断の方も含みます。


参加希望の方は、
owner-fukuoka-a-type@freeml.com
にメールをください。

オフ会用MLに登録します。
MLで自己紹介した上でのオフ参加をお願いします。

詳細は、fukuoka-a-typeのMLでお知らせします。

今回参加できない方も、「いつか福岡A-typeのオフに参加したい」
という方であれば、メーリングリストへ登録してください。
-------


Re: 「共感」論(悪の哲学の観点から) 8157へのコメント
No.8164  Sat, 20 Oct 2001 15:22:02 +0900  みどり [この発言にコメントする]

批判ばかりしてしまう性格を治そうと努力中のみどりです。文句があるときは言うけど、よかったときに賞賛するのを忘れてしまうんで。
というわけでとくに意見があるわけじゃないけどコメント。

この話、ああそうだなそうだなと思いながら読みました。

こうもり wrote:
>なお、悪の哲学という学問の性質上、良識ある人にとっては胸が悪くなるような表現が多数登場することはご容赦ください。

全然胸が悪くならなかった私はもしかして良識がない!?


日本と中国 8160へのコメント
No.8163  Sat, 20 Oct 2001 14:39:53 +0900  Tox [この発言にコメントする]

あさかぜさん wrote:
> ジャリメが日本産で、アオイソメが韓国産、というようなもの……とは違いますよね。(あたり前だ!)←最近釣りが趣味になりつつあるあさかぜの、ハズしまくりの横レスでした。

 「鮎」は中国ではナマズのことで、日本ではアユ。「鮭」も中国ではフグ、日本ではサケのことです。

 ついでに訂正します。
>衣類の虫干しに使うのは青朮で、
 青朮→蒼朮。

 「楠」は中国ではタブノキの仲間で、クスノキは「樟」です。「松」も本来はシナマツで、日本のアカマツに近い種類です。
 「桜桃」は中国産のシナミザクラで、セイヨウミザクラに「桜桃」の字をあてるのは間違い。
 「苺」も本来はキイチゴやナワシロイチゴ。現在の「苺」は和名オランダイチゴ。

 なお、「辛夷」は日本ではコブシまたはタムシバの蕾を干したものですが、本来はモクレンの蕾を干したものです。「辛夷」に「こぶし」の読みをあてるのは間違い。コブシもタムシバも日本特産です。
 フジも日本特産で、シナフジの漢名・紫藤を借りて「紫藤」としました。「藤」は「紫藤」の略です。


Re: 性格診断…… 8158へのコメント
No.8162  Sat, 20 Oct 2001 14:36:19 +0900  マザー [この発言にコメントする]


 私もやってみました。
タイプ「8」とbbaabでした。

 エゴグラムによる性格診断の結果

 1・性格
 私は、自分の人生をタップリと楽しんでいる、幸せなタイプらしい……。
 苦しみの中に楽しみを見つけ、悲哀の中に喜びを見つけていけるといった風に
 心境の自在さ、無碍さというものを持っている稀少なタイプらしい……。
 本当かな?

 4・対人関係
 人付き合いの場で、気を付けた方が良い点では、合理主義に徹した計算高さを
 余り表へ出さないようにする事と、自由奔放な言動を、なるべく控え目にして
 行く事がいいらしい……。(なんとなくコワ〜〜イ!)
 ハッキリ言いすぎるって事かな?(しくしく)


あさかぜさん wrote:

> タイプ7とcacaaでした。
> まあ、当たっているかも。bがないって、うーーむ……。

 私の場合、「C」が無かった。うーーむ……。
 


会社を人間関係で次々やめる私って?
No.8161  Sat, 20 Oct 2001 12:46:31 +0900  pennpenn58 [この発言にコメントする]

初めまして。自分のおかしさには気づいていたのですがアスペルガーを知って自分もそうなのではと限りなく疑っています。アルバイトは20ぐらいやめさせられているし正職員として勤めた会社も7つ人間関係の気まずさで辞めています。特に今回はこじれたのでほんとうに参っています。43才。3児の母です。鬱状態で3年精神科に通っていますがなんか鬱状態もあまり改善されていません。最近は気がつくと薬を大量に飲んだり飲もうとして夫に止められたりしています。つらいです。

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