アスペルガーの館の掲示板

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[#17390] 発達障害を伴侶にもつ人へ2 やこ 07/2/2(金) 15:36 [未読]

[#17556] 私が言われるとしたら トラネコ 07/2/11(日) 0:06 [未読]
[#17564] Re:私が言われるとしたら ききりんりん。 07/2/12(月) 14:47 [未読]
[#17612] Re:私が言われるとしたら トラネコ 07/2/14(水) 0:57 [未読]

[#17556] 私が言われるとしたら
 トラネコ  - 07/2/11(日) 0:06 -

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   初めまして。
妻を失ってから自分の歪みに気付いた、未診断の中年男です。
皆さんの書き込みを読んで、
妻はこういうふうに感じていたのだろう、
私も妻にこういう態度をとっていたと、
今更ながら、気付かされています。
そんな私から付け加えられるような事は無いのですが、
一つ気になることがあります。
それは、パートナーからASだと通告される側の気持ちです。
 
これまでの書き込みから、やこさんの愛情は痛いほど感じ取れます。
ASと告げたのも、愛情ゆえだと思います。
また、ASについて話し合わないのは不自然だと、私も思っていました。
ただ、彼の側から考えると、ASだと告げられることは、
やこさんが彼をASだと診ている、
ということを告げられたのであって、診断ではありませんよね。
その分析を受け入れる条件が彼の側に整っている場合は、
そういう事だったのかと、自己了解に至るかもしれません。
しかし、そうでない場合、ASであるかどうかを論点にされ続けると、
問題の根源は貴方の障害にある事を認めるのかどうか、
と受け取られるのではないでしょうか。
愛情にあふれる言葉で説明されても、
悪いのは自分だと、なんで分からないの、と言われているように。
大変な苦労をしてASについて話されたのですから、
ASであるかどうかを論点にするのは、しばらく間を置いた方が良いのではと思いました。

 
彼がどういう方なのか想像できないまま書くのは失礼かもしれませんが、
彼自身は、やこさんに優しくしていると思っているのですよね。
むしろ、いろいろと我慢もしているのだと。
でしたら、その点を話題の焦点にするのは、どうでしょうか。
こんなにも優しくしようとしてくれているのに、
私の気持ちに気付かなかったり、勘違いされるのは残念だと。
しかも、それは稀にではなく、頻発しているのだと。
指摘する時に、「普通」と比較するのは、受け入れにくいと思います。
常識や権威との照合も。
精神医学は私も嫌いでしたし、世間と価値観が違うことは、むしろ誇りにしていました。
普通との比較は本人に任せて、これまでの数多くの事例を示すことで、
気持ちに気付かないことが頻発しているという事態に気付かせてくれた方が、
少なくとも私自身は受け入れやすいです。
その時、パートナーの気持ちだけでなく、
他の人が関わった事例も示された方が自覚しやすいかもしれません。
人並み外れて病的に鈍感だと指摘するのではなくて、
折角の好意・親切心が勿体無い、という方向で。
 
もう一つ、「感情的」の話。
#17524で、ゆっきーさんが書かれた「質問攻め」は効果的だと思いました。
私自身も含めて、自分の方が論理的で、論理的に納得できれば変更すると、自分では思っている男は多いですね。
#17553で、れいさんが書かれている「枝分かれ」にも覚えがあります。
枝葉末節だからと切り捨てられると、非論理的だと感じたりしました。
言葉の論理整合性に拘る事を論理的だと思ったり、
枝葉末節に拘ることを、微細な局面まで考えていると自認したりします。
それが思い込みで、自分の論拠も不確かであると気付かされるのには、
問われる場面は良い機会だと思います。
 
長文なばかりで、参考になりそうもなくて済みません。
AS男性にも様々な人がいると思うので、
私が代弁できるわけではありませんが。
書き込みから教えてもらい続けていることへ、
お礼を書きたいと思いました。

[#17564] Re:私が言われるとしたら
 ききりんりん。 ホームページ  - 07/2/12(月) 14:47 -

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   ▼トラネコさん:
はじめまして。こんにちは。
トラネコさんのご意見は、とてもわかりやすく、
貴重なご意見でした。ありがとうございました。

「ASであるかどうか」という問題に論点を絞りすぎることは
確かに危険だと、わたしも思います。
この問題に論点を合わせたいのであれば、
トラネコさんや、他の方もおっしゃるとうり、
本人の自覚は絶対に必要ですし、
専門家の意見や、診断を仰ぐ必要性も感じます。

ただ、スレ主であるやこさんの場合、どういう方法であれ、
今回、お互い「違うこと」を、お互いが認識できました。
お互い「違うこと」に気がつけたら、
お互いどう違うのか「学ぶこと」ができる。
「学ぶこと」ができたら、対応の仕方は自ずと見えてくる。
学んだ対応の仕方を頼りに、
お互いひとつひとつ「実践すること」を経験として、
積み重ねていくしかありません。
全てはここから。人生は、長い長い道のりです。
お互い、おじいちゃんおばあちゃんになった時、
2人で、笑いあうことが、やこさんの夢なんですよね。
ほとんど人生のゴールに近い目標を、やこさんは持っているんですよ。
れいさんがおっしゃっていたとうり、
「こんなことでくじけてなるものか」という出来事は
それまでにたくさんあるはずです。
ローマは1日にしてならず。
夜が明けたら、出来てた!なんて簡単なものはどこにもありません。
だからこそ、やこさん自身がどうしたいのか、
常に自分自身が、忘れない様にして下さいね。

男脳と女脳、AS脳と定型発達脳、それぞれの両者間には、確かに、
情報処理の仕方や、物事・事柄の組み立て方に大きな違いがありますね。
その中でも、気づきやすい人、気づきにくい人、頭の回転が速い人、
行動を起こすのが早い人など、色々な特性を持った人がいます。
人は十人十色。でも、人生のプロセスは、みんな同じ。
「違うこと」「学ぶこと」「実践すること」
1つ1つをこなしていくしかありません。
AS当事者の場合ですと、予測できないことや、変化に対して
大きな苦痛を感じやすい方も多いようです。
その苦痛は、定型にははかり知れない苦痛でしょう。
苦痛が大きすぎて、本人が「違うこと」「学ぶこと」「実践すること」に極端な恐れを抱いてしまったら、お互い、それまでです。
ですから、本人が、生活上で困っていることや苦痛を
特に感じていないようでしたら、
周りが感情的になったり、急に予定を変えたりすることで、
本人に大きな苦痛を与えるのは、
どちら側のメリットにもなりませんね。

ASであるなし、老若男女、国や文化を超えて、
人間は、自分自身のことを、自分が一番知りません。
自分が何を学ばなければいけないのか、
気づいていないことに、気がついていない。
そして、それに気づいたとしても、
自分が今まで正しいと信じ込んできたやり方を
現実問題、中々変えられない。
全ては、対 相手との問題ではなく、
対 自分自身の問題であるように思います。
自分自身の人生を生きるということは、
そんな自分自身と戦い続けるということではないでしょうか。
そんな自分自身に悪戦苦闘しながら、
たくさんの「やり方」「考え方」「休み方」を
自分で、1つずつ1つずつ、獲得していけばいいと思います。
1つ獲得すれば、自分の人生が、1つ豊かになります。
なるべくなら、豊かな人生を歩みたいものですね。
誰でもない自分自身の幸せのために。

[#17612] Re:私が言われるとしたら
 トラネコ  - 07/2/14(水) 0:57 -

引用なし
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   >ききりんりん。さん
レス、ありがとうございます。
 
>ASであるなし、老若男女、国や文化を超えて、
>人間は、自分自身のことを、自分が一番知りません。
>自分が何を学ばなければいけないのか、
>気づいていないことに、気がついていない。

そうですね。
分かっていなかった、と気付かされる時って有りますね。
語られた言葉だけを聞いて、無意味だと思った話が、
汲み取れなかった意図に気付いた時、
初めて重要に思えたり。
価値観の違いとして切り捨てていた事柄について、
それを大切にする心情の背景に思い至ったたり。
別の意味づけの下に営まれている世界を知った時、
自分は何も知らなかったと愕然とします。
逆に、今度こそ想像しようと思っても、
向こうから見た光景が全く見えなかったりもします。
 
>ただ、スレ主であるやこさんの場合、どういう方法であれ、
>今回、お互い「違うこと」を、お互いが認識できました。
>お互い「違うこと」に気がつけたら、
>お互いどう違うのか「学ぶこと」ができる。
>「学ぶこと」ができたら、対応の仕方は自ずと見えてくる。
>学んだ対応の仕方を頼りに、
>お互いひとつひとつ「実践すること」を経験として、
>積み重ねていくしかありません。
>全てはここから。人生は、長い長い道のりです。

努力しないと相手を理解できないという自覚から出発するカップルは、
きっと、深い陰影に富んだ、豊かな関係を築けるでしょうね。
分かり合えているはずだという錯覚に陥ることも避けられますね。
似ているから一緒に暮らすのではなくて、
一緒に暮らしたいという互いの想いによって、
違いを超えていくカップルに美しさも感じます。
私自身もまた、全く見えない言葉の向こう側を想像していく努力をしていかなくてはと思いました。

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